西太子堂

最勝寺(目青不動)

五色不動のひとつ 静かな時間が流れる寺

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-15-1

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五色不動。それは五行思想の白・黒・赤・青・黄の色にまつわる名称や伝説を持つ不動尊に対する呼び名のことです。東京では地名となっている目白と目黒のほかにも実は「赤・青・黄」があり、目青不動の通称で知られるのがここ最勝寺。教学院とも呼ばれます。もともとは麻布谷町にあった観行寺(正善寺)のご本尊でしたが、廃寺となってしまったことから三軒茶屋に遷されました。寺の縁起によると1311年に玄応和尚によって創建された天台宗の古刹。明治42年に青山から現在地に移転しています。

緑に覆われた境内で目に留まるのが、高く高くそびえる巨木。世田谷区の銘木百選に挙げられているチシャノキで、樹齢100年以上を重ねています。ご本尊は不動堂に安置されている、円仁(慈覚大師)の作と伝えられる不動明王像。秘仏のため公開されていませんが、堂内では青銅製の前立不動明王像を拝むことができます。地元の人々は近道として通りながらよく参拝されています。再開発の象徴として時代の先端を映すキャロットタワーのふもとに、歴史と由緒ある寺院が佇んでいる。そのコントラストが印象的な寺院です。

最勝寺(目青不動) 
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-15-1